あなたはもうガス会社を見直しましたか?

2017年4月から始まったガス自由化の流れによって、2018年末には160万以上の家庭がガス会社の切り替えを行ったと経済産業省が発表しました。

この記事では、都市ガスの自由化によって大きく変わるかもしれないガス市場のマーケットシェアについてグラフを用いて解説していきます。

ガス自由化以前は東京ガスがトップ

ガス業界売上高ランキング(平成27−28年度)

ガス業界の売上高上位10社を円グラフにまとめました。上位3社で80%以上ものシェアを獲得していますね。

なお、上位10社の売上高詳細は以下の表のとおりです。

会社名 売上高(億円)
1 東京ガス 18,846
2 大阪ガス 13,220
3 東邦ガス 4,798
4 西武ガス 1,903
5 静岡ガス 1,460
6 日本瓦斯 1,146
7 京葉ガス 948
8 北海道ガス 931
9 TOKAIホールディングス 807
10 広島ガス 763

引用元: 業界動向

都市ガス自由化に参入している企業は65社

ガス自由化の流れを受け、新規に参入した企業のジャンルは次のようになっています。

ガス自由化以後に新規参入した企業のジャンル割合
参照: 経済産業省エネルギー庁

ガスの小売を展開し始めた企業として電力会社が目立っていますが、新たにガスの小売事業者乗り出した企業の多くは、今までガスの供給をしながら一般消費者向けに事業を展開していなかったガス事業者の大手の企業のようです。

これらの企業が参入し始めたことで、ガス業界のシェア第1位を誇る東京ガスから少しづつ顧客が減っていると日本経済新聞が報じています。

東ガスから流出した顧客は、ほとんどが東電・ニチガス(日本瓦斯)連合に乗り換えたもようだ。東電は3月まで13万5000件、東電が都市ガスを卸売りするニチガスは同月まで11万件の契約を獲得している。

引用元: 日本経済新聞

今後も東京ガスがシェアを取られ続けるのか気になるところですね。

都市ガス自由化で他社乗り換えが進む地域

都市ガスの自由化が始まって以来進む他社への切り替えについてまとめていきます。

スイッチングが進む地域1位は近畿、2位は関東

【全国】ガス 自由化後の契約先の切り替え数の割合
(2017.3〜2018.11)
参照: 経済産業省エネルギー庁

他社への切り替えのことをスイッチングと言いますが、ガス自由化以後にスイッチングした世帯は全国で160万世帯以上に上るようです。

乗り換えが最も進んでいる地域は近畿地方で、次に関東でした。

2018年に入り伸びているのは関東

<全国のスイッチング申込件数の推移
参照: 経済産業省エネルギー庁

スイッチングを行った世帯が最も多いのは近畿地方ですが、時系列で見ると2018年から関東が最も伸びていることがわかります。

すでに述べているように、東電やニチガスが東京ガスの顧客を奪い始めているのでしょう。

まとめ:ガス自由化は業界の競争を促進し顧客に嬉しいサービスを提供する

ここまでガス業界のマーケットシェアについてグラフとともに解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

実際、水面下では多くの世帯がスイッチングを行い、今まで大きなシェアを持っていた企業から顧客が流出しています。

スイッチングが進むことで今まで殿様商売だった大手事業者が本腰を入れてサービス改善に取り組むことが予想されます。今後ガス業界においてもより良いサービスが提供されることでしょう。

資料ダウンロード:https://kakei99.com/wp-content/uploads/2019/05/keizaisangyosho-gas-liberalization.pdf