「もう少し床暖にかかるガス代を安く抑えたい…。」と頭を抱える人へ。どうすれば床暖房を上手く節約できるのか知っておきたいですよね。今回は、床暖房にかかるコストの仕組み、お高くついてしまう原因、床暖房のガス代の節約術等をご紹介します。あなたに合った床暖房の一番お得な使い方を見つけていきましょう。

床暖房のガス代を節約!まずは計算してみる

床暖房のガス代を節約しましょう!

まずは計算してみましょう。

計算式

「簡易暖房負荷計算式」という計算式を使って、床暖房のガス代を計算できます。

まず暖房負荷を算出し、この数値を使ってガス代を計算する方法です。

①暖房負荷の計算
暖房負荷とは、寒い部屋を温かい温度に維持する為に必要な暖房エネルギー量のことをいいます。
以下の式で暖房負荷の値を求めることができます。

暖房負荷(kw) = 室内の広さ(㎡)× 熱損失係数(2.7) × 上げる温度(℃) ÷ 熱ロス(0.75) × 使用時間

②ガス代の計算
①で算出した暖房負荷の値を使って、ガス代を以下の計算式で求めます。

ガス代 = 暖房負荷(kw) ÷ 低位発熱量(11.277) × ガスの従量料金

広さに応じた1ヶ月間の光熱費の目安

上記でお伝えした計算方法を使うと、以下のように広さ別にかかる床暖房のガス代が分かります。

8畳の場合
■床暖房を使う環境
・広さ…13.24㎡
・上げる温度…17℃(6℃から23℃にする)
・一日あたりの使用時間…3時間
・ガスの従量料金…350円

13.24 × 2.7 × 17 ÷ 0.75 × 3 = 2431w
2431w = 2.431kw(暖房負荷)

2.431 ÷ 11.277 × 350 = 75.4円(一日3時間あたりのガス代)
75.4 × 30(日) = 2262円(月のガス代)

10畳の場合
■床暖房を使う環境
・広さ…16.55㎡
・上げる温度…17℃(6℃から23℃にする)
・一日あたりの使用時間…3時間
・ガスの従量料金…350円

16.55 × 2.7 × 17 ÷ 0.75 × 3 = 3039w
3039w = 3.039kw(暖房負荷)

3.039 ÷ 11.277 × 350 = 94.3円(一日3時間あたりのガス代)
94.3 × 30(日) = 2829円(月のガス代)

12畳の場合
■床暖房を使う環境
・広さ…19.86㎡
・上げる温度…17℃(6℃から23℃にする)
・一日あたりの使用時間…3時間
・ガスの従量料金…350円

19.86 × 2.7 × 17 ÷ 0.75 × 3 = 3646w
3646w = 3.646kw(暖房負荷)

3.646 ÷ 11.277 × 350 = 113.1円(一日3時間あたりのガス代)
113.1 × 30(日) = 3390円(月のガス代)

床暖房と他の暖房器具とのコスト比較

暖房器具の1ヶ月にかかる費用の比較が以下になります。

ガス床暖房(10畳)出典:大東ガス株式会社 約4,640円
エアコン(10畳)出典:17年度モデル Xシリーズ | エアコン | Panasonic 約4,471円
ガスファンヒーター
出典:東京ガス : ガス機器・設備 / ガスファンヒーター / ガスファンヒーターのメリット
約4,440円
オイルヒーター
出典:デロンギ ヒーターの電気代は?| 電気代について |ゼロ風暖房デロンギ ヒーター 風が出ないのに、部屋全体が暖かい。
約4,368円

上の表で見比べてみると、エアコンが安いように感じますね。
しかし、16畳以上の部屋となると、ガス床暖房よりもエアコンの方が高くつきます。
消費電力の関係で、お部屋広いほど電気代がかかるのがエアコンなのです。

床暖房は立ち上がりにコストがかかる

温水式ガス床暖房は、温めた水を床の下で循環させて部屋を温めます。

電源をつけた後、このように水から温水にする段階で一番エネルギーが必要になるのです。
つまり、床暖房の立ち上がり時は特にコストがかかります。
しかし、立ち上がった後の定常運転時はもうそれほど温める必要がありません。
ですので、ガス代はそこまでかからなくなります。

実際のところ、立ち上がり時と温まった後の定常運転時のガス代の差は約4倍です。

立ち上がり時の具体的な時間としては約1時間程と考えて良いでしょう。

冬は外気温と水温が低く、温まるのに時間がかかる為、季節によって異なるとは思いますが、
定常運転と立ち上がり時の実際の価格差は以下をご参考になさってください。

・作動させてから温水になるまでの1時間のガス代:約40円
・温水のなってからの1時間のガス代:約11円
出典:https://home.tokyo-gas.co.jp/living/living/yukadan/use/index.html

24時間連続使用した場合

上に記載した1時間あたりのガス代を踏まえて、24時間連続で使用した場合の料金を計上してみます。

40円(立ち上がり時) + 11円(定常運転時) × 23時間 = 293円

24時間連続使用でかかるガス代月額…8790円/月(30日間)

12時間のみ使用した場合

次に、12時間連続で使用した場合の料金を計上してみます。

40円(立ち上がり時) + 11円(定常運転時) × 12時間 = 172円

12時間連続使用でかかるガス代月額…5160円/月(30日間)

12時間と24時間を比べると、使用時間の差としては2倍あるものの、コストの差としては2倍まではいかないようです。

床暖房の節約術

床暖房の節約方法を4つご紹介します。

つけっぱなしがガス代の節約になる

上でもお伝えしましたが、ガス床暖房が一番コストがかかるのは立ち上がり時です。
定常運転時の約4倍であるおおよそ40円がかかります。
その為、一日に何度も付けたり切ったりを繰り返してしまうと、その度に40円をかけていることになります。
ですので、もったいなさから床暖房をこまめに何度も消す癖を付けてしまうというのは返って逆効果です。

床暖房をつけっぱなしにしても火事にはならないのかと不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、メーカーもつけっぱなしをお勧めしています。
さらに、大抵の床暖房には温度を一定に保ったり、温度が上り過ぎるのを感知するセンサーが付いているので火事の予防もできています。
とは言っても、過去には床暖房が原因の火事の事例も数は少ないですが、あります。
ですので、定期的な点検は必要になるでしょう。

マットを敷かない

マットを敷いてしまうと、床暖房の熱が伝わりにくくなります。
すると、部屋を温める効率が悪くなるので設定温度を高くし、ガス代を無駄にしてしまうのです。
痛くて床に直接は座れないという人は、ソファーや座布団を使用すると良いでしょう。

タイマー機能を使って余熱の時間を活用する

床暖房を切った後、熱が冷めるのに約30分〜1時間程度かかります。
逆算をして、使わない時間帯の30分〜1時間前に床暖房のスイッチをオフにしてみてください。
余熱があるので十分暖かい状態で過ごせます。

少し注意したいのが、電源のオンオフを一日に2回以上繰り返してしまうとランニングコストがかかってしまいます。
ですので、タイマーは朝と夜に分けて使用すると良いでしょう。
朝は起きる時間の30分〜1時間前にオンになるように設定すると、すでに暖まった部屋で体を起こすことができます。
また夜は家に帰ってくる時間の30分〜1時間前にオンに設定しておくと、暖かい部屋が出迎えてくれるでしょう。
そして、就寝時間の30分〜1時間前にオフになるようにタイマーを設定してください。
すぐには冷めないので部屋のぬくもりが残ったまま眠りにつくことができます。
余熱を使って床暖房の使用時間を削るだけでも、節約になりますね。

まとめ:床暖房節約のためにガス会社を見直してみては?

あなたが契約しているガス会社は、床暖房のガス代が少しでも安くなる仕組みになっているのでしょうか。
また、割引サービスが適用されていたとしても、あなたの床暖房の使い方によっては他の会社の割引サービスの方が安くつく場合もあります。

上でご紹介した通り、床暖房用の割引プランを設けているガス会社は数多くあります。
ですので、あなたの生活スタイルに一番合った床暖房のお得なプランがきっと見つかるはずです。

以下のサイトでは、無料でガス会社を比較しているので、ガス代を安くしたい人はぜひ活用してください。


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